しかし、日本では昭和40年代からの急速なモータリゼイションの普及や、デスクワークの増加、通信技術の発達により、ほとんど歩かなくても生活できるようになりました。このため歩かないで、長時間座っている生活を続けていると、それぞれの関節に正しく圧力がかからず、関節に緩みが生じてきます。 特に、あぐらは仙腸関節を左右にひろげ、長座(足を投げ出して座る)、体育座りは尾骨を圧迫し背骨の側弯を誘発します。脚を組んで座ることや、脚をくずした横座りは骨盤に歪みを生じさせます。
これらは初期の段階では歩行により、再び正常な圧力がかかることで自然に整復されますが、座位と悪い姿勢が長時間続き、歩行の時間が少なかった場合、整復しきれない部分が蓄積されどんどんカラダのバランスがくずれてしまいます。 こうして生じた骨盤などの緩みや歪みは、構造的なストレスとなり、周りの筋肉などの軟部組織に過剰牽引や短縮をおこします。そしてガンマ運動ニューロン(筋肉を制御する神経)や筋紡錘(筋肉の状態をモニターするセンサー)に狂いがおこり、その状態は慢性化し炎症や痛覚過敏が発生してしまいます。
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