左の骨盤に体重がかからないヒトの場合、G、H図のように左股関節は大腿骨頭が前下方に移動しぬけぎみになり外旋しガニマタになりやすくなります。屈曲制限があり、膝を胸に近づけるような動作をした場合、脚の付け根につまりや痛みをを感じるようになります。体重のかかる右股関節は一般には大腿骨頭が後上方に移動し内旋しウチマタになりますが、体重がかかり過ぎた場合外旋しガニマタになる場合もあります。
膝は股関節の影響でガニマタの場合大腿骨に対し脛骨が内旋内反屈曲に偏位し、正座ができなくなります。股関節がウチマタの場合、大腿骨に対し脛骨が外旋外反伸展に偏位し、O脚を促進します。膝関節の偏位で正常な軌道を逸脱するため、摩擦が増大し関節軟骨や半月板を傷つけ炎症を起こします。膝に水が溜まるのは摩擦による熱を放散するための防衛反応なので、抜かずに冷やして放熱を促進してあげることが大切です。こうした状況の進行すると変形性膝関節症となります。
その他、体重がかからない側はつまずきやすく、反対側は足首が捻挫しやすくなります。
以上、一例として骨盤の変化がおよぼす、様々な症状が発生するメカニズムを解説してみました。しかし、過去の事故や外傷、職業的反復作業や、日常的な姿勢のくせなどにより、色々な変化があらわれます。それらを的確に見つけ、バランスのくずれた骨格を正常な状態に戻すことで健康を取り戻させるのがカイロプラクティックなのです。
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