そのとき周りの筋肉はどうでしょう。C-1図のように左側の筋肉(モデルは腰方形筋)は牽引され常にストレスが増した状態になります。同時に左側の神経や血管が牽引された場合、例えば坐骨神経ならお尻から腿、つま先までシビレや痛みを発することになります。また、D図のように背骨の前側の大腰筋は短縮し、後側の背筋群は過剰牽引されます。そのため、前後の筋肉はスムーズな伸縮性をうしない、長時間座り作業を続け立ち上がるときに、腰が痛くて伸びなかったり、寝起きに腰が痛かったりといった症状があらわれます。これらの状況が放置され、積み重なり限界を超えると、いわゆるぎっくり腰(筋膜の炎症)などの恐れがあります。
その他、おなかの臓器が下がり下腹が出てきたり、ウエストのくびれがなくなったり、おしりが垂れたりと美容の面からもよくありません。また骨盤内臓器とりわけ子宮や卵管などは左右にねじられるため生理痛や不妊の原因ともなります。
以上、一例として骨盤の変化がおよぼす、様々な症状が発生するメカニズムを解説してみました。しかし、過去の事故や外傷、職業的反復作業や、日常的な姿勢のくせなどにより、色々な変化があらわれます。それらを的確に見つけ、バランスのくずれた骨格を正常な状態に戻すことで健康を取り戻させるのがカイロプラクティックなのです。
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